関連科目
Related Subject

政策科学部のカリキュラムには、フィールドに出て調査や研究を行うための様々な科目が用意されています。ここでは、「学びのカフェテリア」に関連の深い科目を紹介します。

政策科学演習科目 − 政策実践力を育む場

政策科学演習科目は政策科学部での学びの中心となる「コア科目」です。いわゆる小集団演習クラスです。政策実践力を養成する場である政策科学演習科目においては、1回生時に「基礎演習」、2回生時に「研究入門フォーラム」、3回生時に「専門演習I」、4回生時に「専門演習II」・「卒業研究」が配置されています。この小集団クラスで政策実践力の基礎となる論理的表現力、批判的思考力、多角的視点に関するトレーニングを積み、政策実践の場を経験し、政策科学部での学びの発信を行います。そこは、政策科学部の学生にとっては「学びのホームグラウンド」のようなものです。小集団演習クラスで、それぞれの学年ごとに行なわれるレポートの作成などの課題が小さな目標だとすれば、最後の「卒業研究」は大きな目標といえるでしょう。

「基礎演習」は、政策科学部での学習の入口にあたります。広く知られている政策課題や政策争点について、文献や資料の調査を行い、その結果を元にディベートやディスカッションを行い、さらに報告書にまとめます。基礎演習での学びを通じて、政策実践の基礎力として論理的表現力、批判的思考力、多角的視点の重要性を学びます。また、政策科学的な「読む力」「書く力」「話す力」や、政策課題や政策争点の多面性や複雑な性格についての知識を身につけることが目標になっています。そして、最終的には2回生時の「研究入門フォーラム」に向けての研究企画書案を最終成果物「政策実践レポート」として提出します。さらに、この研究企画書案を発表する場として「リサーチプロポーザル・コンペティション」を開催しています。1回生にとっては初めての競争的な大規模発表会であり、学ぶべき点はたくさんあります。

2回生の「研究入門フォーラム」では、自主性が重んじられ、積極的な研究姿勢が必要となります。学生自身が研究の素材や方法、課題を見つけ出して、学生自身が自主的に調査企画を作成し、調査活動を実施する場でもあります。ここでは、研究企画書を書き、研究スケジュールを作成し、グループ内で作業分担をし、最終的に研究成果報告書にまとめ上げるという研究活動を行ないます。これは、社会に出たあとの仕事の作法とほとんど同じ実践的な学びです。また、自主的な研究企画とあわせて、学部が用意する企画である国内外での地域調査が実施されています。さらに、全グループが参加して、研究成果を発表し「PSアカデミックフェスタ」に出場するグループを選考する「研究入門フォーラム選考会」を開催し、学びの自主性をさらに後押ししています。

「専門演習I・II」は専門分野の知識を小集団クラスの中で切磋琢磨し、フィールドワークや事例研究を通じて政策実践の経験を積む場です。政策実践力を育むコア科目の中心に位置します。専門演習の学びに関しても、3回生全員と4回生の希望者による成果の中間発表会である「PSエキスポ」を開催しています。「卒業研究」は4年間の学習の集大成にあたる卒業研究(卒業論文) のための指導が行なわれる場です。そこでは、政策科学部での学びの成果を本格的な学術論文の形にまとめることになります。政策科学部のカリキュラムの最終的なゴールがここにあります。また、各専門演習クラスでの最優秀論文は政策科学部論文集に掲載され、政策科学部の学びの手本として学部の歴史を飾る栄誉を与えられます。

なお、卒業論文には、外国語のタイトルと要旨を義務付けています。その他の政策科学演習科目の小集団クラスの成果物にも外国語運用力を高めるために類似の課題が要求されています。

政策情報処理 I / 政策情報処理 II

政策情報処理Iは、政策科学部の新入生が必ず履修する科目です。この授業は、単なるコンピュータの授業ではなく、政策科学部で学び研究していくための基本的な事柄を扱っています。例えば、MS-Wordなどのワードプロセッサソフトウェアならば、ただ文章を書けるだけではなく、デジタルデータの特徴を理解した上でファイルを作成したり、レポートや論文などを書くときに必要な機能や体裁の整え方などを扱います。また政策情報処理IIは政策情報処理Iを発展させ、少し踏み込んだ分析手法やインターネットを用いた情報発信などを扱っています。

この二つの科目は、2回生以降のゼミナール科目で調査や研究を進めていくために必要な事柄を扱っていますので、しっかりと内容を理解しておくことが重要です。内容をしっかりと理解し定着させたり、政策情報処理IIのさらに次のステップにつなげるために、この二つの科目と「学びのカフェテリア」のヘルプデスクやセミナーは密接に連携しています。

都市計画実践論

都市計画やまちづくりを実践し、都市や地域を整備するためには、都市計画にかかわる多様な実践的スキルと実践的知識が必要です。本講義では、都市計画・まちづくりを実践し、地域貢献を実現する際に必要となる、都市や地域の課題把握等のスキルと、政策立案する上で必要となる都市計画事業制度の基本的枠組み等について解説します。都市や地域の課題把握等の実践的スキルとは、地形図や都市計画基礎調査における土地利用現況調査等から地域現況や課題を読み取るスキル、フィールドサーベイやヒアリング等から地域課題を読み解くスキル、あるいは地域課題をより客観的に把握するための課題に応じた現地調査スキルなどがあります。また、政策立案・提案するためには、都市計画・まちづくりにかかわる多様な事業制度等の理解が不可欠です。これらの事業制度は、非常に複雑で理解が困難であるともに、類似する数多くの事業制度が存在しており、これらの事業制度に対する基本的な理解を得ることが都市計画・まちづくりを実践する上で重要です。この科目では、これらの実践的スキルと実践的知識を養成します。